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GRINDHOUSE

60~70年代のアメリカでは低予算映画(エクスプロイーテーション)を2、3本同時上映する劇場が主流だったようで、その手の劇場を『グラインドハウス』と呼んでいたそうな(元々はストリップ劇場から)。

それを再現すべく、タランティーノ監督とロドリゲス監督が手を組んで作り上げられた映画のタイトルが、そのまんま『グラインドハウス』

2本まとめて『グラインドハウス』であって、監督が各々違う作品を作り、タランティーノは『DEATH PROOF』ロドリゲス『PLANET TERROR』と両監督お得意の方向性で爆発させてくれました。

アメリカではタイトル通り同時上映でしたが、日本では分割されての公開。
期間限定でアメリカと同じUSAバージョンで日本でも公開されましたが、やはり長いので若干カットされてあり、その後の単発公開ではノーカットで上映されました。どちらのバージョンも気になりますね。

2つの映画記事に関しては、また別で書かせてもらいますね。今回は『グラインドハウス』について書きます。


この同時上映には『グラインドハウス』の売りの1つであるフェイク予告が入っていて、両監督の友達でもある3人の監督が思いっ切りユニークに嘘映画の予告を作ってくれています。
本編の映画に加わる予告まで作り上げてしまうとは、なかなか思いつかない面白さですよね。
ロドリゲス監督本人も『マチェーテ』と言う予告を作っていて、監督の作品である『スパイキッズ』に出てくるダニー・トレホ演じるマチェーテおじさんの過去を描いた、なかなかアクロバティックな予告でした。(ただ今この作品を本気で制作中)

トレホロドリゲスの従兄弟なので、監督作品にはよく出てきますね。トレホ本人がサン・クエンティン刑務所出と言うところも、何だか面白いです。
しかし、『ザ・シューター』に内容がそっくりでしたよ・・。

エドガー・ライト監督による予告は『Don't』
古い恐怖映画をそのままパロッた内容で、あんまり「Don’t!Don’t!!」を連呼するもんだから、怖さよりも面白すぎて噴出しそうでした。それが狙いでしょうけれど

『HOSTEL』をヒットさせたイーライ・ロス監督は、80年代によく放出されたスラッシャー映画のパロディ予告『感謝祭』でした。監督本人もカッコ悪い役で登場しています。
きっと出たがりなのでしょうね。『DEATH PROOF』にも軟派男ドヴ役で出演していました。一発で分かりますよ(笑)
ちなみに『感謝祭』も1つの映画になると言う事ですが。

人間のローストがテーブルに乗ってるシーンは結構インパクトあります。

そして『ハロウィン』 のリメイクを出したロブ・ゾンビ監督による『ナチ親衛隊の女狼』
タイトル通り濃い~ぃ内容です。『ナチ親衛隊の女狼イルザ』のオマージュのようです。
ゾンビ監督の妻であるシェリ・ムーンも出てますが、今回あまり個性は出せてませんでした。
ビックリしたのは、フー・マンチュー役でニコラス・ケイジが出ていた事!爆笑しそうでした。

グラインドハウス形式を忠実に再現しているため、映像も音声もわざと汚くしてあります。映画の途中、わざとシーンを飛ばしたりもしています。「1巻紛失。すみません。」みたいなテロップも出ます。こういった事は、本当によくあったようでそれを再現しているんですね。細かい!

実際、リアルタイムでグラインドハウスを経験したのはタランティーノ監督の方で、映画の内容もめちゃくちゃ細かいです。細かすぎて、全部拾うのは監督本人しかムリかもしれません。

タランティーノ監督の作品って、言い方は悪いけどグダグダしたシーンを長く取る事が多いように思います。かと思うと突然物語は暴走したり・・悪く言えばリズムが悪く、良い言い方をすれば、個性が光ってるので惹きつけられるワケです。かなりエキセントリックですよ。

パンフを読んでも人の評価を見ても、タランティーノ監督作の方が絶賛されてるようです。

が、私はロドリゲス派なのです。
展開の早いアクション豊富なゾンビ映画。片足がマシンガンのヒロイン。思い出しただけで鼻血が出そうです

両作品は真逆の方向性とも取れました。
CG満載なロドリゲスに比べ、スタントマン本人がスタントするカー・チェイス満載なタランティーノ

いろんなホラー映画を集めたようなロドリゲスに比べ、スラッシャーの掟破りな展開を持ってくるタランティーノ

監督本人自ら作った楽曲を使うロドリゲスに比べ、様々な映画から沢山の音楽を持ってくるタランティーノ。お陰で、エンドロールには凄い数の曲名がクレジットされていました。

とにかく「凄い」のひと言です。

何年かかってもいいから、この『グラインドハウス』を再びプロジェクトして欲しいもんです。

せっかくのグラインドハウス。ちゃんと普通に同時上映で公開して欲しいですね。1本の値段で・・・

一応、USAバージョンを見た人には数枚のポストカードがプレゼントされました。嬉しいかは微妙なところです。


あと、グラインドハウス形式はポップコーン・ホラーの典型なのでしょうが、劇場内は1人で来ている男性が目立ち、何人かは巨大なポップコーンとドリンクのセットを持ち込んでました。

最近はいろんな味のポップコーンがあるようで、臭くてたまらん!何度も言うがせめて塩味にしろ!

私は劇場内で食べるのは嫌いなのでウーロン茶のみです。
しかし朝イチの上映を見ていたので、途中でお腹が鳴って困りました

空腹ごまかすためにウーロン茶をグビグビ飲んでしまい、お陰で今度はトイレに困る羽目にもなってしまいました(TT)


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Comment

日本でも同時上映が主流という良き時代がありました。お目当ての映画を見に行って思いがけず拾い物があったり。「コマンドー」見に行って同時上映の「バタリアン」のほうが面白かった覚えがあります。

「火垂るの墓」と「となりのトトロ」が同時上映だったりもしたそうですね。火垂るでズーンと沈んだところで、ほのぼのしたトトロ・・・微妙ですねー^^;

>sasuperia2redさん

同時上映、本当に懐かしい古き良き時代でした。
私が最後に見た同時上映は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー1〜3』の3本立て。これで1800円だったら全然納得なんですけどネ。
今はレディースデーくらいにしか劇場には行かないかもしれません。

『コマンドー』と言えば、アリッサ・ミラノってどこに行ったんでしょうね?
当時は人気を博していて、スクリーンとかの表紙を飾ったり特集がよく組まれていたと記憶しています。
シュワちゃんも俳優業に戻ってほしいなぁ。

『火垂の墓』はあまりにも心が重くなるのでもう見たくないです(TT)
『トトロ』は実は未見です。ジブリが苦手なもので(^_^;)

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