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ヒルズ・ハブ・アイズ (2006)

77年にウェス・クレイヴン監督が撮った『サランドラ』のリメイクで、『サランドラ』も原題は『The Hills Have Eyes』

このオリジナルはまぁ~~~正直大した事はないです(;^ω^)

何となく残念な出来栄えになってしまっているのですが、やはり設定は面白い。

2006年にアレクサンドル・アジャ監督がリメイク作を出し、水面下で凄い高い評価を受けていました。
もっさりしたオリジナルを思い出しながら、私は輸入DVDを購入し見てみる事に。


あの興奮と感動は今でも覚えています。
オリジナルを越えたリメイクって、これ以上のものがあったでしょうか。
クレイヴンもしっかり制作側に回っています。


とにかく「これは凄い作品に出会った!」と思ったので早い国内入りを望んでいたのですが、核実験で被害に遭ったミュータントな食人鬼が出てくるという設定からか、ほぼお蔵入り同然でした。

せっかく面白いのに・・と諦めていたその時、渋谷シアターNと言う神がかりな劇場が公開する事になり、そのまま国内DVD化と言う奇跡の展開に星



カーター一家7人は、キャンピングカーで旅を楽しんでいた。

途中で立ち寄ったガソリンスタンドで長女リンはスタンドのオヤジの家の中に入ってしまい、盗品のような物を見てしまう。それに気付いたオヤジは、カーター一家にガソリンを節約できる近道を教えるが、実はそこは政府によって核実験されていた土地で、それが元で変異したミュータント一族が潜んでいたのだった。

血に飢えた殺人鬼が一家を襲う



オリジナルの『サランドラ』はカルトホラーなのでほとんど残酷描写はなく、今時のスプラッタを期待して見ると肩透かしを食らいます。

話の筋としては、最近では『クライモリ』『サランドラ』を意識した作りになっていました。
元警察官のお父さんに妻、長女夫婦と赤ちゃん、次女と長男、それに犬2匹がカーター一家です。オリジナルでの主役はほぼ犬と言っても過言ではないでしょう( ̄▽ ̄)

どう考えてもそんな筋書きは面白くないので、それを分かってかリメイクでは人間が主役でした(笑)しかも、始めは「コイツ、真っ先にやられるな!」と思った人物が驚くほどの反撃ぶりを見せてくれます。
変異したミュータント一家ですが、オリジナルでは普通に不細工な面々だったのが、今回は目を背けたくなるようなミュータントに進化していました。
このミュータントで1番不気味な奴に、『ランド・オブ・ザ・デッド』で出ていたロバート・ジョイが扮しています。この人は見たらすぐに分かりますが、実は被害に遭う一家のお父さん役はテッド・レヴァインと言って、『羊たちの沈黙』でバッファロー・ビルをしていた俳優さんなんですよ。多分見ても分かりません(;^ω^)

そして1番のミソになってくる残酷描写ですが、結構いいモノ見せてくれます
この映画のキャッチコピーは「運が良ければ最初に死ねる!」です。とは言え、最初の被害者が1番悲惨な死に方でしたが
オープニングクレジットでは、ベトナム戦争の枯葉剤で被害に遭った方たちの写真が使われています。政府の核実験やミュータントの描写、恐らく幾つかの問題が重なって日本での公開が先延ばしになってしまったのだろうという事が窺えます。


最初はエアコンの修理すら出来ず、片時も携帯を手放さない婿・ダグがどうしようもなくチキン野郎に映るのですが、「ヤル時ゃヤルぜ!」とヒーローに成長していく様は見ていて興奮を覚えます。
ラストの炎の中に見えるダグ、正にこれこぞカタルシス



国内で上映され、しかもDVD化。
確かに有り難い事ではあるんですが、国内版DVDを見た時に違和感を感じました。
何かアッサリしてるような・・??


実は輸入で見たのがアンレイテッド版であって、日本で公開されたのもDVD化したのもレイテッド版なんですね。

輸入でのアンレイテッドと何が違うのか見比べてみたところ、ホラーではとても大事な殺害シーンが少しずつカットされていました。
時間にしてわずか1分半といったところですが、凄くもったいないシーンです。


最初にカットされているところは、父ちゃん・ボブの黒コゲシーンです。
輸入版では、父ちゃんの右腕が燃えて徐々に皮膚が焼けていくところと目が白く濁っていくシーンがあります。
これは最近DVDの予告で入ってる「血祭り~!血みどろのつるべ打ち!」の中でチラッと垣間見る事ができます

cut1

次に、姉ちゃん・リンの殺害シーンです。
ロバート・ジョイ扮するフリークス・リザードが銃でリンを撃つワケですが、国内版ではベビーメリーに血が飛ぶ描写のみとなっています。

輸入版では撃たれるリンが映っています。
ほんの少しなので画像の確保はムリでした(;^ω^)

ラスト近く、廃屋から脱出する際に矯正器具らしきモノを付けたフリークスを退治するダグのシーンが出てきますよね。

トドメを刺す際、斧をツルハシの方へ持ち替える印象深いシーンですけど、ここのシーンで輸入版では目のところに深々と刺さったツルハシを抜く描写があります。
グニグニッ・・と言う感じで抜くので、結構目を奪われるシーンでもありました

cut2

続いてダグとリザードの一騎打ちのシーン。
満身創痍のダグがリザードに向けて銃を撃ちますが、国内版では腹、次に肩を撃って終わりです。

輸入版では、間に首筋に1発入ってます。合計3発のハズなんですね。大したシーンでもないのにどうして削ったのかは謎です。
とりあえず、私が見付けたカットシーンはこのくらいです。

1番問題ありそうな冒頭をソックリ入れているのに、この1分半を削った意味が分からない。

もしかしたら、何年かした後にアンレイテッドバージョンが売り出されるのかもしれませんけどね( ̄▽ ̄;)

とにかく素晴らしい出来のホラーでした

(エファ)

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Comment

DVD化してくれて有難うw

近年出たホラーの中でも、かなりの良作ですよねw
ただグロイだけじゃなく、ストーリー展開や、キャラクター描写が素晴らしかったと思います。
特にルビーの存在は他の作品と一線を画しますね。

>りとらさん

いや~~、この作品はほんとに興奮しました!
前作の「ハイテンション」はさほど良いとは思えなかったのですが、この作品でアジャ監督の素晴らしさが分かりました。
・・まぁ、のちの「ミラーズ」でまた「えっ・・」となりましたけども。
ルビーの存在は愛らしかったですね。
りとらさん、とにかくオリジナルを見てみて下さいョw

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