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スウィートホーム (1988)

伊丹十三って、私はほんとに天才なんじゃないかと思ってます。
早すぎましたね。きっと、もっと名作を生んでいたに違いない監督だったと断言できます。そして、絶対に自殺などではないと今でも思ってます。
ちなみに、今作は伊丹十三は製作総指揮で監督は黒沢明

伊丹十三の映画を初めて見たのは「マルサの女」で、中学生の時に近所の映画館で見ました。
いやー、もう夢中になって銀幕を見つめていましたね。キャストも曲もテーマも全てインパクト大で、こんな面白い日本映画があったのかと思ったくらい。
その後、「マルサの女2」「あげまん」「ミンボーの女」を見たのちに「お葬式」「タンポポ」を見たのかな。

そう。「スウィートホーム」はすっかり抜け落ちてました。
そんな映画があるって事は知ってましたけど、伊丹十三の監督作じゃなかったから。でも、当時ちゃんと劇場で見ていたら心に深く刻まれただろうな~と今になって思います。


sweethome_ld_front_l.jpg


フレスコ画家、間宮一郎の遺作を取材しようとTV取材班5人が故・間宮邸へと入るが、その邸宅は呪われた屋敷として30年の間封印されたものだった。
格式高い邸宅は既に廃墟と化してはいたが、間宮一郎の壁画が家中に施されており、取材班は泊まり込みで撮影を行うのだった。



登場人物は少な目で、TV取材班のプロデューサー役に山城新伍さん。
彼がこんなに主役級なの初めて見たかも。古畑任三郎のマジシャン役、良かったですよね~。
そして彼と恋仲のディレクター役に宮本信子さん。ラストあたりの髪型はニッチェの江上さんでしたよ。
で、カメラマンになぜか古舘伊知郎さんでレポーターには黒田福美さん。
あとは山城新伍さんの娘さん役で、レベッカのNOKKO

この5人が呪われた屋敷に取材に入るワケなんですけど、この手のスラッシャームービーにしては平均年齢が高いですよね(笑)
だけど、この作品は殺人鬼が出てくるスラッシャーとは違って呪われた家ってストーリーラインなんですよね。
邸宅の感じも洋風で、「ポルターガイスト」「ヘルハウス」「悪魔の棲む家」テイスト。

展開としては、誰かが襲われるまでが長いです。
伏線やら何やら目に見て分かるくらい丁寧に描いております。ランニングタイムは100分越えなんですが、もうちょっとスッキリできたら中だるみもなくて見やすいかもしれません。

話の筋は結構きちんと練られてはいるのですが、やはり引っ張りすぎ感は否めません。
横溝正史作品で言うところの、「あそこには行ってはなんねぇだ」と警告してくれる老人がこの作品にも出てくるのですが、特殊メイクで老人に化けた伊丹十三さんでした。
正直、彼のシーンが1番引っ張りすぎで長いと感じましたね(笑)

ツッコミどころは満載なんですけど、90年代以前に作られた日本のホラー映画としては最高峰の位置づけなのではないでしょうか。
特殊メイクはディック・スミスなんですよね。
「エクソシスト」を思わせるメイクが出てました。
当時の邦画ホラーで言えばDOOR「死霊の罠」あたりでしたから、比べてみれば「スウィートホーム」のVFXがいかに抜きんでているか分かります。
この「スウィートホーム」はいろいろな事情からVHFは廃版でDVD化もしていないので、若い人たちは見る確率が低いかもしれないのですが、もし見たとしたらお願いですから「チャチい!」の一言で片づけて欲しくないですね。

あ、ほんでNOKKO可愛かったわ♪



↓ネタバレ書きますよ↓














登場人物の半分は生きて助かると言う、ホラーにしては結構生ぬるい仕上がり。
そしてそこまでが長いので、90分の尺で端的に終わるホラーを見慣れてしまった現代では100分越えの今作には退屈感を覚える。
諸悪の根源は間宮夫人ではあるのですが、彼女が手を下したのはカメラマンの胴体を焼いただけに過ぎず、カメラマンにとどめを刺したのはレポーターの黒田福美だし、彼女はカメラマンが配慮無く立て掛けておいた斧で勝手に死んでますよね。
更には、大人しく眠っていた霊魂をたたき起こしたのはカメラマン。
言ってみれば間宮夫人はとばっちりを食ったとも受け取れるぞ!

なので、年代を感じながら鑑賞する必要がある。年代を考えれば非常に優れた邦画ホラーには違いないのですから。



今の日本映画には、伊丹十三監督作のように銀幕を夢中で見つめてしまうような熱いものが私には感じられない。
「マルサの女」、私は中学生だったけど劇場に何度も通いました。
そんな熱い日本映画、もう出ないのかなぁ。

(エファ)


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Comment

おぉなつかし~。なつかしすぎて、古舘伊知郎の半身と伊丹十三が溶けるとこしか覚えてないや^^;

伊丹作品面白かったですよね~。といいながらマルタイとあげまんの2作品だけ見てないな~。ちょっとマンネリ化してきたあたりだったので。面白いですか?

あれっそういえば「死霊の罠」のレビューってないんですね!?

>sasuperia2redさん

古館さんと伊丹さんの殺害シーンくらいしか見せ場ないですからね(笑)
伊丹さんの溶けるシーンは結構無理ありますしね。あんな全身骨になるまで立ってられないってば!ってなツッコミはナンセンスですけどもッ。

お察しの通り、マルタイとあげまんは確かにイマイチでしたね。
でも、あげまんで宮本信子さんの美しいおっ○いが見られますよ!あまりにキレイでビックリしたほどです。

そうなんです~!
レビュー書いてて「あれっ!死霊の罠のレビュー書いてない( ゚Д゚)」と自分でも思いました(^^;)
オールナイトロングもですけど、書きたいレビューが詰まってて追い付きません(T_T)

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