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食人族 (1979)

あ~ついに見てしまったよ~
子供の頃からずっと「見てはいけない映画」として脳内にインプットされていた作品なんだけど、見終わった後も「見てはいけないものを見てしまった・・」と言う感想。
これは期待を裏切らなかった映画・・と言う事だわね。
いや、ちょっと思っていたのと違っていたので期待以上だった。


グリーン・インフェルノと呼ばれるアマゾンの秘境に出かけたレポーター一行が失踪。発見されたフィルムには彼らが食人族と出会い、やがて喰い殺されるまでが写っていた。セミ・ドキュメンタリー・タッチのイタリア製残酷映画。(DISCASより)


4988159280350_1L.jpg


DISCASさんのストーリー説明にあるように、グリーン・インフェルノと呼ばれるアマゾンの秘境が舞台なのですが、イーライ・ロス監督のグリーン・インフェルノと言うタイトルはここからきているようですね。
もっとも、作中の字幕では「緑の地獄」と表記されていましたが。

ヤラセで有名なドキュメンタリーを撮る撮影隊が失踪し、そのクルー達のフィルムを見付け中身を見たらビックリ仰天!・・と言う展開なのですが、そのフィルムを発見するまでが結構長い。
クルー4人が失踪したため、その行方を捜すのに白羽の矢がたったのがニューヨーク大学のモンロー教授。
モンロー教授は軍人や案内役を数人連れ立ってジャングルへと入るのですが、そこで出会った部族たちは肉を貪り食ったり姦通の罪で女性を酷い目に遭わせたりだとか、文明の最先端で暮らす教授たちにはカルチャーショックどこのろ騒ぎじゃないほど。

そこで失踪した4人と思われる白骨を見付けるのですが、そこには彼らが撮ったであろうフィルム入りの缶もある。
白骨は部族たちが祭ってあるものなので、モンロー教授は部族たちと仲良くなって友好的に缶を譲ってもらう事に成功する。

ワケの分からない不気味さをまとった部族なんだけど、凶暴さは感じられないし(女性への拷問シーンは凶暴さと言うより恐ろしい習わしと言うか)つつましやかに暮らしている部族といった感じ。

しかし、部族の中でも沼族と木族に分かれていて殺し合いするほどの争いが行われている一面も。

モンロー教授が持ち帰ったフィルムで番組を作る事になり、モンロー教授はMCに抜擢される。が、編集の際にフィルム全編を確認した教授は製作サイドに中止を求める。
フィルムの中身は失踪し白骨化した4人が犯した部族への蛮行が記されており、最後には我慢の限界に達した部族に惨殺され食される様が映っていた。
かくしてフィルムは焼却される事となる・・・

といったのがこの「食人族」の流れ。


私は、しょっぱなっから撮影隊の蛮行が繰り広げられるものだとばかり思っていたのですが、失踪した4人を教授が探しに行き、全てを記したフィルムを手に入れるために部族と友好的に交渉し・・とストーリー展開に凝っていて驚きました。
ドキュメンタリー風でありながら非常に映画的。

部族が教授たちを接待するためにお酒を出すんだけど、手作り感1000%のお酒で非常にリアリティを感じる。
この手法、ウルルン滞在記みたいなので見た事あるんだよね~。
女性たちが口でグチュグチュペッ・・した謎の液体を飲まされるワケなんだけど、あれは普通飲めないよね(^^;)
何らかの内臓を生で出された時も教授はモグモグといただくんだけど、いやいやいや~~~・・・無理でしょ~!もう死ぬ覚悟いるよね。

食人族と銘打つ映画なのですが、部族の皆さんが罪もない異国の人間をワケもなく捕まえ惨殺の末食すると言う事ではなく、言ってみれば食するシーンもわずか。
モンロー教授が言及した通り、文明社会に長けた側が未開の地の人間に犯した罪こそが問題であり、野蛮なのはこちら側なのだと言うお話。

撮影隊が部族の家を焼き払うシーンや、撮影隊が食されてしまうシーンにはリズ・オルトラーニの牧歌的な曲が使われていて、ヤコペッティが撮っていたヤラセドキュメント映画を皮肉っています。
4人の蛮行をそれとなく分かっていた製作サイドも当初は「未開人なんて殺したって罪にならない」的な事を言っていたり、差別問題にも言い及んだ非常に深い作品なのだと思いました。

いやまぁ確かに、本物の亀の殺戮解体シーンはかなりショッキングで物議をかもすのも無理はないかな・・とも思いましたけどもね。この映画が嫌いな人は、恐らくこの部分が要なのではないでしょうかね。

見たあと、ドッと疲れました。
この映画の持つパワーに正直疲れ果てました。
公開当初に見ていたら、凄まじいトラウマを抱いていたに違いないです。
これに比べたら、イーライ・ロス監督の「グリーン・インフェルノ」は万人受けする作品で非常に見やすい。「食人族」を見るきっかけをいただいて、感謝しなければ(;^ω^)
対比してみると、イーライ版の部族の皆さんは完全に野蛮ですね。


映画が始まる前、デオダート監督が出てきて「楽しんで!」と言いながら吹き出すさまが映ってました。
監督本人はきっとすんごく剽軽で明るいお人柄なのかもしれませんね。

何か怖い映画一緒に見ようよ♪・・・と言いながら軽い気持ちでレンタルして見ると、凄まじく後悔する映画です(笑)
見て疲れましたけど、でも見て良かったです。
インパクトだけじゃなくて、映画の出来としても素晴らしいものがあると言う事が分かりました。

うーん、でもあの亀の中身は勘弁!((+_+))


(エファ)

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スウィートホーム (1988)PageTopある優しき殺人者の記録 (2014)

Comment

ご覧になりましたか

こんにちは。

ついにこの激鬱映画を見られたのですね。

>公開当初に見ていたら、凄まじいトラウマを抱いていたに違いないです。

そーなんです、未だに抱いてます( ̄。 ̄;) ただ、肝心の人食い場面はそれほどでもなかったんでこの手の映画自体に対する嫌悪感みたいものは生じなかったんですけど、私もあの亀シーンでやられたクチでしたね~。解体場面は本気で「きもちわるっ」と思いましたし、鑑賞直後は相当な食欲減退の効果がありました。

お、公言通り見られましたか~wどうですか?曲耳から離れないでしょ~。
ほんと亀のシーンは余計ですよね。なんか当時は色物というか悪趣味な映画と思っていましたが、今になるとなんか名作だったんじゃないか?という気がしてくるから不思議ですw

最近見てないから見てみよっかな?確か前に買って封も切らずにしまってあったはずw「食人族VS首狩り族」も封切ってないな~。こちらはタイトルからしてすごい阿鼻叫喚なものを想像してしまいますが、なんかどちらかといえばジャッロ的でしかもラブストーリー的?な珍品ですwあまり見る機会もないと思いますが機会があれば見てみてください。

あ、「食人族2」「食人族3」は話も繋がってないし、記憶がほとんど残ってないことから面白くなかったと思うのでスルーでいいかとw

>しろくろshowさん

ええ、ええ、ご覧になりましたよ~~
噂にたがわぬ超ド級のトラウマ映画ですね、あれは。
鑑賞後は「疲れた・・」と声に出してしまったほどです。

亀の中身って、生涯謎のままでいいですね・・(-ι_- ;)
これでもか!ってくらい映してくれますもんね~。首を切られてからも、しばらくもがいている亀さんに何とも言えない気持ちが。
彼らは本当にTVクルーなのか!?
ベア・グリルスはこの映画の彼らを見て触発されたのでは!?

>sasuperia2redさん

なんで今この曲やねん!・・ってな場違い曲が耳に残りますね(^^;)
もうこの映画じたいが不協和音なのですが。

私もただの悪趣味映画の極致だと思い込んでましたが、いろいろ工夫が見られて意外にも奥が深いんだなと感心しました。
是非再鑑賞してみてくださいヨ!
亀のシーンはキツいですけどもね。。
でも、日本ではスッポンは普通に調理されてるんですよねぇ~。はぁ。

食人族を見る上で関連作品をいろいろ探してみたんですけど、結構あるんですね。
「人喰族」は続いて見てみたいんですが、レンタルは廃版っぽくて厳しいですね~。

いろんな人のレビューを読んでみたところ、食人族の2と3は見る事はなさそうです(笑)

食人族VS首狩り族、面白そう!
見てみたいけどレンタルはないみたいです((+_+))
是非鑑賞後、感想をお聞かせください♪

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