原題は
The Finest Hours。ナムコのゲームじゃありませんよ。
1952年に実際に起きた海難事故を元に作られた、現在公開中の作品。
ほんと最近多い。
この映画は本当にあった物語を基に・・とOPにクレジットされる映画。
嫌いではない、と言うかむしろ私は好きな方なんですけど、うん・・何かほんと最近多い。
コミックの映画化とか、映画界は脚本不足をもっと真剣に考えた方がいいんじゃないかな?と思う今日この頃な私であります。
事実を基にした作品も好きだし、ディザスタームービーが好きなので
オデッセイを見た直後に見てきました。
私の中でディザスターの最高峰は、有名どころを挙げてつまらないかもしれないけど、やっぱ
「タワーリング・インフェルノ」と
「ポセイドンアドベンチャー」ですかね~。
あと
「ボルケーノ」も好きです。他人を救うために溶岩流にジャンプして、下半身がなくなる
ジョン・キャロル・リンチが涙ものです。
この方、いろんな映画によく悪役で出てくるのですが憎めないです。
ウォーキングデッドのシースン6にも涙ものの役で出てきます♪
あー、何か話が横に逸れましたね。
んー・・でも逸れていいんです。
なぜなら、
ブリザード面白くなかったからでっす!ババーン!

物語はこうです。
とてつもなく大きな嵐の中、2トンもあるタンカー船が真っ二つに割れて遭難する。
救助に向かうにも困難な状況なのに、沿岸警備隊のバーニーは小型救助艇で無謀にも4人で救助に向かう。
ベテランなのか新人なのか、よく分からない沿岸警備隊員バーニーに
クリス・パイン。
どっかで見たな~と思ってたら、
「アンストッパブル」の兄ちゃんね。
彼が電話でしか話をした事がない女性と、ようやく会うことになった・・ってところから話が始まります。
会ってみたらとびきりの美人で、バーニーの恋の炎はメラメラとっ!!と言う展開。
相手役のミリアムを演じるのは、
ホリデイ・グレインジャーという女優さん。私にはとびきりの美人には見えませんが、人様には好みってのものがありますから。
映画の前半しばらくは、バーニーとミリアムの恋バナ。
もう眠たくて眠たくてしょうがなかったです。甘ったるくて!
ディザスターはどこだ!映画は主に2つのパートに分けられていて、バーニー達沿岸警備隊のお話。
それと、遭難して命からがらな2トンのタンカーに乗っている人たち。
タンカー船の方でリーダーを張るのは
ケイシー・アフレック。
船員たちにあまり好かれてはいないのですが、なかなかの決断力で采配を振り、結局みんなの心を1つにまとめる素敵な役どころ。
正直、こちらのタンカー船のお話の方をメインにもってきてくれていた方が、絶対に面白くなっていたと思います。
タンカー船のメンバーはそれぞれ良いメンツなので、時間を割いてキャラ立ちさせていれば感動をもっと誘えたんじゃないかな。
パートを2つに分けているため、タンカー船の物語が薄くて役柄を理解するにも時間がなさすぎる。恐らく、
「あれ?これ誰だっけ?」となった人は多いはず。
何にせよバーニー(と、その恋人)が主人公なために、沿岸警備隊の話に軸をもっていっているため、どうにもディザスターとしては物足りなくなってくる。
この映画はディザスタームービーではなく、
事実に基づいた救出劇という事を念頭において見るのが正解かもしれない。
なので、3D効果にはほとんど恩恵を感じなかった。
ケイシー・アフレックがもったいない。
この映画がつまらなく感じたのは、たぶんに
オデッセイを先に見てしまったと言う事にも原因があると思う。
宇宙でサバイバルするという壮大な話の10分後、2トンのタンカー船に何で小型救助艇で救助に行くんじゃい・・と
(時代もあるから仕方ないのは分かってはいますが)いう話では、どうしても迫力不足に思えてしまう。
そしてそして、事実に基づく話なので言いにくいですが、バーニーの彼女に好感が持てなさすぎて!
結婚を申し込むが濁されて激怒。
バーニーが仕事で救助に行ったと聞いて、上司に
「今すぐ呼び戻して!」と職場まで押しかけ食って掛かる!
も~~ね~~~・・・ ( ̄△ ̄;)
実際はとてつもなくディザスターな出来事だったと思いますよ。
ただ、この映画を見る限りではそう感じる事ができませんでした。
監督は誰なんだ?と思ったら、
クレイグ・ガレスピーという方。
フライトナイト/恐怖の夜を撮った人やん!
納得!!(エファ)
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「ポセイドンアドベンチャー」のリメイクも旧作のほうが面白く思った覚えがあります。逆に昔だからこそできた娯楽大作って事なんでしょうかね。このジャンルは大好物です。極限に追い込まれた人々の心理描写とかがまたたまらないんですよね。なんか面白い作品ないかな~。