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ウエイト 呪われし存在の重さ (2012)

12月も中盤にさしかかると言うのに、この暖かさ。ポカポカと言う表現がほんとに相応しい。
スーパーに行ったらクリスマス商品どころか、既に鏡餅なんて置いてあるけどピンと来ないよねぇ。
しかし確実にやって来るクリスマスとお正月。
この時期はやる事が多すぎて現実逃避に走っちゃいます。もう気がつかないフリ(^_^;)

とりあえず今日は洗車をしましたよ。
お世話になってる車屋さんが昨日家に年末の挨拶に来られて、あまりの車の汚れっぷりに「これ!洗わなあかんよ!」と普段温厚な方が声を荒げられたほどだったので・・(笑)
何を隠そう洗車したのは生まれて初めての事だったので、ぎこちない洗車だったけどだいぶんキレイにはなりましたよ!車屋さん!どーっスか!


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チョ・ジェヒョン主演の韓国映画です。
この映画のタイトルは、映画そのものを表しているのだろうか?とーーーっても重い作品でした。
ガツンと重量級です。
ジャケットの説明文にあるようなグロテスクさもエレガンスさも私には感じませんでしたけども。
ジャケットを見て感じたのは切なさだけ。

脊椎後湾症で生まれたチョンは母の存在を感じる事もなく施設へ預けられ、物心ついた頃に洋品店の女主人の所へと引き取られる。その家にいた年下のドンベと一緒に育ち、大人になったチョンは遺体安置所で働くようになる。
性同一性障害に苦しむドンベのために手術費を工面するチョンだが、それは叶わぬままある日ドンベが遺体となってチョンの元へやって来るのだった。


セリフもほぼなく、淡々と物語は進む。とにかく陰鬱なる重い空気が、終始作品を取り巻いているのだ。
遺体安置所が舞台の作品なので、もちかしたらグログロな描写があるのかも?と期待していると裏切られますよ。
そちら側をご所望の方は、AFTERMATHをどうぞ。グログロのゴアゴアが臨めます。

主人公チョンは、ただただ真面目に遺体を修復し丁寧に洗い化粧まで施す。毎日それの繰り返し。
遺体を扱うお仕事は高給だと思うのですが、チョンは決して贅沢はしない。
結核を患い関節も悪くし、医者が「脂の多い食事を」と言えばきちんと脂身の多い豚肉を買って帰る。

何の楽しみもなさそうな毎日を、ただ死ぬまで生きるだけのチョン。
少年時代を一緒に暮らした義弟ドンベは、性同一性障害に苦しみ自堕落な生活を繰り返す。手当たりしだい男を漁るが、心は満たされない。
チョンに対しては高圧的な態度ではあるけど、度々職場に訪れる。
言葉ではいたわり合えない2人だけれど、恐らく心にある苦しみを共鳴できる唯一の存在なのかもしれない。求め合っているのに素直になれず、結局はすれ違う心。

少年時代、素っ裸でベッドで2人寝ているところを見付かってしまう過去があるのですけど、私は性的に結ばれたとか愛し合っていたとかの解釈はしませんでした。
どちらもマイノリティの2人。幼虫から蝶となれない2人。
2人にしか分からない深い繋がりがあったんじゃないかしら。

ラストはドンベが遺体となって運ばれて来て、チョンはドンベの希望通りに遺体を美しく修復しドレスまで着せてやる。
この辺りから切なさがグングン上がって来るんですよ(T_T)
ドンベの棺桶に一緒に入るチョン。
運ぶ時に誰も気づかないなんておかしいって?いいえ、2人で1人分のWeightなのです。体の重さも心の重さも。この2人は、ようやく1つになったのです。

そうしてやっと蝶となって飛び立てた2人。
こうやってレビュー書いてる今も、思い出して目がウルウルします(^_^;)
喋らないチョ・ジェヒョン「悪い男」を思い出しちゃうわ。どちらも切ないんだよ。
捨てられた子犬のような目をしてるんだよね~~。

ちょっとキム・ギドクを感じさせる映画。
面白いよ!とはちょっと言えないけど、心にズーーンと響く、そんな映画。

遺体安置所と言えば先ほど書いたAFTERMATHもあるけど、検屍官と言う作品もある。
こちらはサスペンス寄りで物語性の高い作品なんだけど、ニューハーフが出てきたり、似たようなステンレス製の壁が出てきたりと何となく通じるものを感じました。

ドンベを演じていたパク・チアさんって、一体男なんでしょうか女なんでしょうか?
この方、女優さんだったら物凄く体当たり演技だったと思いますよ。この作品のせいで病んでしまわないかと心配になってしまう程です。

チョ・ジェヒョンさん久しぶりに見たけど、本来カッコいい俳優さんなんだよね。

チョ・ジェヒョン

あれっ?
「なんでんかんでん」川原社長じゃないよね?(笑)


(エファ)

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