海にかかる霧 (2014)

海にかかる霧



韓国の作品ですね。
スタッフ陣に結構なメンツを揃えております。

「殺人の追憶」「グエムルー漢江の怪物ー」ポン・ジュノがプロデュース。
で、「殺人の追憶」の脚本を担ったシム・ソンボが今作で監督デビューとな。
主演はお馴染、キム・ユンソクさん。「チェイサー」で犯人を追いかけてた人ですね。「哀しき獣」ではジェイソンを凌駕するほどの存在感でした。
この人↓

キム・ユンソク


小さくて古い漁船チョンジン号の船長チョルジュは、毎日続く不漁で船員達に払う給料にも困り果て、ついに密航の仕事に手を染める。
沖で20~30人ほどの密航者を乗せ、監視船などに気を配りながら陸まで届ける・・それだけのはずが、たび重なる最悪のアクシデントで事態は最悪に。


何の前評判も知らずに見てたんですが、あ~~貧乏な船員達のお話なのね~~と気楽に構えてました。
まぁキム・ユンソクが出ててポン・ジュノなので生易しい物語ではないとは思ってましたが、中盤くらいから地獄の展開へ急落下したのにはビックリ!

なので、未見の方は私と同じように前評判なしで挑まれた方が楽しめる気がしますよ。


船員達は船長を合わせて6人。
まー揃いも揃ってクセのある人間たちです。とてもまともな人たちには見えません。
ですが、それなりに漁船では仕事もしてるし、このまま何ごともなく同じ日常が続けば貧乏ながらでも人間らしく暮らせたのかも。

人間、過酷な状況下ではまともな精神を保つ事は難しい。
チョルジュ船長は寡黙でぶっきらぼう。
しかし、廃船を迫られているチェンジン号を救いたいと言う気持ちが、映画冒頭は彼の優しさに見えました。
船員達にも乱暴だけどお金をちゃんと渡したりなど、優しさが垣間見えました。

ところがところが、密航者の1人が自分達の扱いが悪いと声をあげたところから物語は急展開。
船長のちょっと乱暴だけど本当は優しい人間ってのが吹き飛んでしまう。

船員達もそもそも船長には従順なので、人間を切り刻む事も結構アッサリ快諾。
甲板の上だと人間と魚の境界線がなくなるのかしらねー(^_^;)

過酷な状況下で人間の精神が崩壊していく様を描く映画は多く、韓国映画では「Rポイント」なんかが私は良かったかな~。
「ディヴァイド」も恐ろしかったですね。人間が1番怖いって感じますね。

船員達の中で1番まともなのが、まだまだ新人のドンシク。
密航者の女の子に一目ぼれして、彼女だけ機関室で暖を取らせたりと優遇しちゃったりして、よくよく考えたらまともじゃないんだけどねぇ。
このドンシクって子がまたダメダメそうな男の子に見えてたんだけど、実際は元東方神起のメンバーのアイドル君でした。


ユチョン


この人↑

ユチョン2

実はこんな人↑で、現在はJYJとか言うアイドルグループでご活躍中とか。
いやー、ビックリ。アイドルが演技できないのは日本だけなのか?
とっても素晴らしい演技力でした。自分をカッコ良く見せようなどとは一切考えていませんね。

ところどころお話に「なぜそーなる?」と思ってしまう部分もあるんですけど、俳優さんたちのぶっ飛んだ演技力と何より監督がこの作品でデビューってので帳消しです。

この映画は、2001年に実際に起こったテチャン事件ってのが基になってるようです。
基っつっても、多分ノンフィクション部分は10分の1くらいだと思われますけども。
この映画のくくりはホラーでもおかしくありませんね。


ドンシクが一目ぼれしたヒロイン的存在のホンメちゃん。
ここにお美しい女優さんを起用しなかった事に、私は賛辞をあげたいと思います。
うーん、リアリティ。


(エファ)

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