シタデル (2012)

今月出たばかりの、只今新作レンタル中の作品です。
何だかとってもジャンル分けの難しい作品。でも怖かったですよ。


妊娠中の妻が目の前で暴漢に襲われ、赤ちゃんは何とか助かったが妻は昏睡の末死亡。
主人公トミーはこの出来事で広場恐怖症になってしまい、出歩く事も難しく育児に楽しさすら見いだせない。

妻を襲った正体不明のギャング達が、なぜかまたトミーの前に現れ襲って来る。
ギャング達の目的や正体は一体何なのか?



主人公トミーのまともな姿は冒頭のみで、広場恐怖症のせいでしょうが終始ビクついてて病的な演技が延々と続きます。
広場恐怖症(アゴラフォビア)って私は初めて聞いたのですけど、この作品の監督であるシアラン・フォイ監督も18の時にギャングに襲われ広場恐怖症になったとの事です。
それはそれは凄く恐ろしい体験だったのでしょうね。現在も正面玄関はまだ開けられない・・とインタビューで答えておられました。

トミーを演じているのはアイノリン・バーナード君と言う俳優さんなのですが、なかなかのイケメンなのですよ。病的で恐怖を前面に出している演技は絶賛に値します。
体験者である監督からの演技指導もあったんだろうなぁ。
赤子を抱えて怯えまくるトミーの傍に駆け寄って、思わず「大丈夫だから!」と抱き締めたくなりました。
あくまでもバーナード君だからであって、これが江頭2:50さんのような風貌だったら完全に挙動不審な要注意人物とみなして近づきゃしませんけどネ。

話が大いに逸れましたが、妻を襲ったギャング達は深々とみなフードを被ってて顔は見えない。
トミーが住んでいるのは治安のすこぶる悪い地域であり、住んでた住宅もロクでもない連中が集まる貧困住宅。なので、襲った連中の事を勝手に子供のギャング集団と思っていたトミー。

そんなトミーの前に口の悪い神父が現れ、「次はお前の娘が狙われる」と意味新な事を言って来るではないですか。この神父は何者なのか?

神父の言う通りフードの連中はまたトミーを襲撃し、娘を浚ってしまう。
広場恐怖症のトミーは娘を救い出す事ができるのでしょうか。



あまり血は出てこず、グロは一切ないと思って下さい。
中盤あたりまで、主人公トミーがビクついてるだけなので退屈するかもしれません。
しかし、この作品に出てくる登場人物はみんな演技が素晴らしく、キャラ立ちがいいです。破天荒な感じの神父も凄く存在感ありましたし、神父と一緒にいた盲目で不思議な力を持つダニー少年も良かった。

トミーが住む街は総人口数10人ほどか?と思うくらい人がいないんですが、ずっと天気悪いし靄がかかってるし荒廃した雰囲気が更に陰鬱にさせてくれます。
突然ケンシロウと牙一族が登場しても、何の違和感も感じなさそうな街並みでした。
もしかしたら、トミーにはそう見えてる・・と言う設定なのかもしれませんけどね。

後半はすごくハラハラしました。
フードの連中はゾンビのように血肉を求めてくるワケでもなく、かと言って金を求めてくるワケでもない。
目的の分からない死を感じる暴力。怖いです。ケンシロウは助けに来ないしね。

地味に怖い作品でした。



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↓↓↓↓↓以下は完全にネタバレですので、知りたくない方は作品をご覧になってからどうぞ↓↓↓↓↓






フードの連中は元は人間で、今は人間ではない何か・・と言う非常にハッキリしない正体ですが、これは監督が意図した設定のようです。
観客にあまり情報を与えない方が記憶に残る・・と狙って脚本を練ったようですね。

人間でない彼らの基となったアダムとイヴ(勝手に命名)は実は神父の子(双子)であった、と言うオチがあるのですが、ここはちょっと無理やりな感じがしますね(-_-;)
彼らは感染によって増殖し続けているらしく、そのために年端もいかない子供を浚っては仲間にしている、と言う設定でした。

トミーが当初妻と住んでいた住宅が彼らの巣窟であり、彼らは住宅の壁を舐めてるような匂ってるような仕草をしていたのですが、住宅ごと感染していたので菌のようなものを欲する中毒患者なのかもしれません。

監督は当初、この菌を使って仲間にしてしまおうと言う目的をフード連中に持たせていたようですが、途中で方向転換して設定変更したようです。
その名残が冒頭の妻の腹に刺さった注射器に残ってます(笑)

シタデルとは、城塞と言う意味らしいですね。
フードの連中が巣窟にしていたあの住宅の事なんでしょうね。

それにしても、あのエルサちゃん役の赤ちゃんがめちゃくちゃ可愛かったです(*^_^*)


(エファ)




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Comment

舌出る

アイノリン・バーナード君のメイクと怖がり演技が印象的でした。次作もホラー、ホラーと続いて、尚且つ被害者役ぽいので怖がり演技に期待大です。

親父ギャグで「舌出る」と思い付いたので、震える舌も借りて見たら・・・少女役の演技の方がもっと怖かったです(>_<)

>亀さん

バーナード君、去年4本もの作品に出演していたのですね。
他の作品も、早く国内に出て欲しいです。
「シンデレラの罠」はリメイクなのでしょうか。

「震える舌」、子供の時も怖かったけど今見ても十分怖いです((+_+))
ラストの方で恒ちゃんが缶ジュースを買い、嬉しさで慌てふためきすぎて転ぶシーン。ジ~ンときます。
しかしあの少女の演技は凄まじいものがありましたが、その後の活躍は聞きませんね。

あ、親父ギャグの方はあえてスルーと言う事で(笑)

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