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鮮血の美学 The Last House on the Left (1972)

2009年にリメイクが制作されましたが、こちらはオリジナルの方です。
レンタルショップにはオリジナルは置いてませんので、リメイクだけ見た事があるって人の方が多いかもしれませんね。

さて、予備知識を書かせてもらいますと、この作品の監督は今や大御所となったウェス・クレイヴン
ベルイマン『処女の泉』をベースにしている事は有名なお話ですね。宗教くさいところを省いて不愉快さだけを描いたのが、この『鮮血の美学』です。

制作はショーン・S・カニンガム。言わずもがな『13日の金曜日』の監督さんです。
この作品の続編として『LAST HOUSE ON THE LEFTⅡ』と言うのが本国では出されていますが、監督はマリオ・バーヴァ
この作品、日本では『血みどろの入江』と言う邦題で出ています。今はもうお見かけできないかもしれませんが。
そして、この作品を基にしてカニンガム『13日の金曜日』を作った・・・と言う噂がありますが本当のところはどうなんでしょうかね(^_^;)


その日17歳の誕生日を迎えるマリーは、友人フィリスと町までコンサートに出掛けた。その間に両親はパーティーの用意をし、マリーが帰って来るのを待っていた。
しかしマリー達は悪い事への憧れがあり、フィリスとマリファナを探す事に。
そして町で声を掛けた男がたまたま脱獄犯の1人だった事から惨劇が始まる。
4人の殺人犯に監禁されてしまった2人は、車に乗せられ連れ出される。しかし途中の山道で車はエンストをおこし、殺人犯達は暇つぶしがてらにマリー達を弄んだ挙句、殺してしまう。

4人は営業マンを装い、1軒の民家に助けを求め泊めてもらう事に。
しかし、その家はマリーの自宅だった。4人の様子から娘が殺されたと悟った両親は、報復へと心を決めるのだった。



『エルム街の悪夢』『スクリーム』でヒットしたウェス・クレイヴンの初監督作。そして製作は『13日の金曜日』でヒットしたショーン・S・カニンガム
言わばフレディとジェイソンのタッグですよ。どちらもヒット前の作品なので、カメラワークは雑だし演出も下手。ストーリーにメリハリもありません。

自己防衛できていないちょっと悪ノリの少女2人が、さんざん怖いメに遭うのが丸1時間続くんです。
年代が年代だけにそんなに残酷描写もなく、とにかくねちっこくしつこいシーンの連続。元々クレイヴンは血の量が少ない監督さんでもありますからね。
チョコっと腸が出てくるのですが、何だか妙にリアルっぽくて気持ち悪かったです。
クレイヴンは刃物がお好きですよね~。
デヴィッド・ヘス演じる悪役が非常に不愉快でした。

『サランドラ』にしてもそんなに迫力も無く肩透かしするような作品でしたが、このデビュー作然り、ホラーとしての基本は素晴らしい出来だと思うんです。筋書きとしても。
父親がチェーンソーを手に向かってくるシーンがあるんですが、『悪魔のいけにえ』はココからヒントを?な~んて考えちゃったり。

荒い作りから駄作と言われる事もありますが、私は両監督の光るモノを感じた作品でした。

リメイクに関してはまたレビューUPしますが、あちらはアッサリしてましたね。


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(エファ)


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ハウス・オブ・ブラッド (2006)PageTopカット/CUT (2008)

Comment

いつのまにかソフトになってたんですね〜
20年以上前にビデオ見ましたよ。ダビングもしたけど今はないデス。
結構オモシロカッタ記憶が〜詳しくは覚えてないデス(^^ゞ
クレイブン監督のゾンビ伝説に出てくるゾンビパウダー欲しいな〜あれば。

>クリコさん

20年前と言うと、まだまだビデオデッキが高価な時代でしたよね〜。
前半のネチネチいたぶる展開と後半のパパママ激怒の展開は、確かにインパクト大で面白かったです。
リメイクはご覧になりました?悪くはないけどイマドキの映画って感じでしたよ。

『ゾンビ伝説』!
あまりのつまらなさに劇場で閉口してしまいました(笑)
ビル・プルマンはカッコ良かったですけど( ̄▽ ̄)

エファーさま

リメイクはみてないデス。
ゾンビ伝説くだらな過ぎですよね。なんと劇場で鑑賞しました〜(^^ゞ
ハイチはなかなか楽しそうな所ですよね。

>クリコさん

まぁお暇があればご覧になってみて下さい。
どうしても見るような作品でもないです。

『ゾンビ伝説』は高校の時に友達と見に行ってしまいました。確か幼稚園の従妹を連れて・・(笑)

暴行列車

リメイクよりもオリジナルのほうが好きです。そしてオリジナルより「暴行列車」が好きです。

>sasuperia2redさん

私ももちろんオリジナル派!
『暴行列車』も似たような展開なんですよね?見たいとは思ってるんですが、これはもう廃版なんでしょうか・・。

>エファさん

「暴行列車」も元ネタが同じなので展開はほぼ同じです。シチュエーションが題名通り列車です。個人的に映像や音楽や役者さん等が「鮮血の美学」より好みです。残念ながら廃版ですねー。ビデオなら比較的安く手に入るかも?「血のコンパートメント/女たちの深夜特急」という題名です。

>sasuperia2redさん

有難うございます。
私も調べてみたところ、VHSの方は比較的手に入りやすいんだな〜と思いました。
しかし、我が家にビデオデッキはないのでした(TT)

ブルーレイに移行するよりも、もっとDVDになってない作品に目を向けて欲しいですよね。
あと、「ディレクターズ・カット版」だの「完全版」だの同じ作品でイヤらしく稼ごうとするのをやめてほしいです。

血のコンパートメント

「血のコンパートメント/女たちの深夜特急」はキャスティングがアルジェント映画の俳優の同窓会という雰囲気といった面でも楽しめますね。
近々、イタホラ特集で取り上げる予定です。
「鮮血の美学」は最初見たときは後味の悪さに辟易しましたが、荒削りながら恐怖のツボが押さえられている映画でしたね。トロマの「モンスター・イン・ザ・クローゼット」と確か併映で共に87年のファンタスティック映画祭の出品作だったかと思います。

>クロケットさん

私もキャストを見てアルジェントファミリーだなぁと思いました。
音楽はモリコーネだし、凄く雰囲気の良さそうな作品ですね。
イタホラ特集、先ほど拝見させていただきました。『GIALLO』も既にご覧になられてるんですね。さすが!
『暴行列車』のレビュー、楽しみにしてます♪

昔の映画は粗削りなものが多いですが、スタッフやキャストが楽しんで作ってると言うか手作り感満載と言うか、あまり今の映画からは感じられないようなものがありましたね。

トロマと併映ですか・・凄い組み合わせ(笑)

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