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シェラ・デ・コブレの幽霊 (1965)

製作された当時
あまりの怖さにお蔵入りにされ
日本では1967年に「日曜洋画劇場」で1回のみ放映され
その後幻の作品としてファンが渇望していた作品です

監督はジョゼフ・ステファノ
そう「サイコ」などの脚本を手がけた人です
最初で最後の監督作品となった
この作品はTV映画のパイロット版として製作された作品(らしい)です

最怖との噂も高い作品ですが
それは昔だから・・・との意見も多いようです

内容は
建築家兼心霊探偵のネルソンが
幽霊の怪事件に挑むお話ですが
詳しくは書きません(いつものことですが)

さて作品は・・・
始まりの雰囲気は古典ホラーのようで
懐かしさも感じました
モノクロの中の陰影が独特の臨場感を出しています
ところが!
幽霊が出てきてビックリです!
この表現は・・・近代のJホラーの表現じゃないですか!!

耳に深いな高温の泣き叫ぶ声をあげながら
出現し近づいてくる女幽霊
女優霊」みたいだ・・・
そして近づいてくる幽霊のカットは顔のアップ(おぞましい)に!
リング」みたい・・・
もちろんこの映画はタイトルを挙げた代表的なJホラーより
古い映画です
つまり・・・この映画が心霊系Jホラーの原点・・・?
しかも
アメリカ的な映画として「作られた」幽霊と言う感じではなく
画面で幽霊だけ浮いている感じ・・・
妙なズレがある感じ・・・
以前レビューさせてもらった
降霊」の赤い服の女の幽霊のような
妙なリアルさがあります
これは・・・
うっかり子供が見たらトラウマになりますね

ストーリーも
芯に因縁めいたサスペンスがあり
とても面白いと思います(字幕がほしい・・・)

なるほど
これは
古い映画ではなく
新しすぎて不遇を得てしまった映画だったんですね
うむむ
アメリカのお蔵入りにしたヤツにもう少し根性があれば・・・!

ともあれ
幻の作品「シェラ・デ・コブレの幽霊
少しづつその姿を見せてきつつあるのですが
この物語の探偵ネルソンの家の壁には
たくさんの風景画が飾ってあり
その中の一つが「シェラ・デ・コブレの村」の風景画だったという
事件とネルソン所有の絵画の因縁も物語に描かれていました
つまりもしかすると
お蔵入りにならなければ
他の絵画も色々な事件に因縁を持っていて
数々の絵にリンクされたドラマが作られた可能性があります
心霊探偵の活躍するTVシリーズとして!

もしもそんな構想の可能性ががあったのならば
今では画面の中にひっそりと佇む絵画1つ1つに
幻が内包されているということです
そう想像してしまうと
50分の作品に雄大なロマンを感じずにはいられません・・・

現在
フィルム所有者の添野知生さんが
DVD化に向けてご尽力されており
幻の作品から現実の作品に甦ろうとしているこの作品
でも・・・
姿が見えた時
その中に本当の幻が眠っている・・・

シェラ・デ・コブレの幽霊
まさに「幻」の名にふさわしい作品です

(ひろろ)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以下は私エファが書いてます。

この作品を我が目で見るまでは「一体どれほど怖いのか」という点に重きを置いてました。
言ってしまえば、作品自体に興味と言うよりも怖さへの興味の方が溢れていたのかもしれない。
そして鑑賞後は、「本当に吐くほど怖かったのか?」と人に聞かれる。それは見る前の私本人の姿。

この作品を見た後は「いかほどの怖さなのか」という点はどうでもよくなる。
見る前とは逆に、怖さの興味よりも作品自体の出来栄えに感嘆したからである。
なので、最初から最後まで「どれだけ怖いのか見せてみろやゴルァ!」という気持ちで見た人は肩透かしを喰らうでしょうね。

物語は淡々とした推理サスペンスのようで、その中に幽霊というホラーなテイストが混じっているといった感じ。
探偵であるネルソンを見ているうちに、つい金田一探偵を思い出してしまいました。
で、ネルソンちの家政婦を見て坂口良子を思い出し・・(笑)

そしてヴィヴィア演じるダイアン・ベイカーの美しさに見惚れてしまいました。
彼女が『羊たちの沈黙』の上院議員役をやっていたと知ってビックリ!

字幕がないと言うのがやはり痛いですね・・(TT)
分からないところがチラホラあるので添野さんに聞こうかとも思いましたが、いつかDVDになった時に自分自身で確かめて「そうだったのかぁ~~!!」と知りたい気もする。

特殊効果やVFXに長けた昨今ではありますが、この作品は非常に丁寧に手作りされたものだというのが伝わってきます。特に私は音にゾクゾクしてしまいました。
もしDVD化したとしたら、この音響効果が生かされるのかどうかが気になりますね。

作品の素晴らしさはもちろんの事、半世紀たった今でもなお語り継がれているこの作品に少しでも触れられた事に私は感動しました。

映画って本当に素晴らしい。
この作品を再見できる事を祈る。

それでは次回をご期待ください。さよなら、さよなら、さよなら。

(エファ)

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Comment

う〜んぜひ鑑賞してみたいデス!!DvDなんとか発売して欲しいデス!!
鑑賞会ではおいしいケーキも振る舞われたとかで参加した方は羨ましい〜。

こんにちは、当日はお世話になりました。本当に楽しい一時でした。時々でかけるシアターNに比べて、集まった皆さんがとても大人の方たちで、まずそれに感動しました。偶然に、大阪へ出張があって、こんなすばらしい機会に参加させていただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
この頃のホラーは、どこかにしっとりとした情感があり、それがあの強烈な幽霊と絶妙の対比を生んで、心に残る作品となっていたように思いました。
帰りに鉄人君も見ることができました。また、機会があれば参加できるといいなと思います。お疲れ様でした。

>クリコさん

こんばんは!
本当に、どうにかしてDVD化したい気持ちでいっぱいです。
永遠に幻とされるのも高尚な感じがしてそれはそれでいいと思うのですが、やはり良い作品は沢山の方の目に触れないとね。

あ、美味しかったかどうかは定かじゃないですヨ( ̄▽ ̄;)アワワ

>おやじーぐんまちゃん

こんばんは。コメント有難うございます。
シアターNにお出かけと言う事は、遠方からおいで下さったのですね。有難うございます。
私がシアターNに行ったのは『サスペリア・テルザ』でしたでしょうか・・
確かに年齢層は若かったですね。

当日は私は受付けにいたのですが、恐らくきちんとしたご挨拶はできていなかったと思います。大変失礼いたしました。確か16時枠にお越しでしたよね?
また関西へお越しの際には、鉄人君、そして神戸映画資料館まで是非ともお足運び下さいね♪

この旅は素晴らしい経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。
如何せん、ホラーが好きではあるものの知識が多い訳ではない為、この作品をその頃の時代背景も含めて充分理解出来たのかどうか、不安なのですが・・・。(たぶんできていない)

皆様の活動、本当に頭が下がります!
大変な事も多いかと思いますが、どうぞこれからも頑張ってくださいね!
私もまた機会があれば、是非参加させて頂きたいです^^

Re: >アガサさんへ、

こちらへのコメントもありがとうございます。
レビューも楽しく読ませていただきました。
今後もブログへお邪魔させていただくと思いますので、
よろしくお願いします。

大貢献おめでたい

私のブログにコメントをいただき、ありがとうございました。ちゃんと確認しておらず、反応が遅れました。ひっそりとしたら、コメントをいただき、これはいかんと思い、こちらにコメントさせていただきます。というか、最初からそうしていれば良かった……
上映会、大成功おめでとうございます。各所で評判を呼び、ソフト化への強い一歩前進になったと思います。『シェラ・デ・コブレの幽霊』に関するアクションは、一般的にはカナザワ映画祭が最も早く、その恩恵に預かったこともあり、私はカナザワ映画祭には最大限の敬意を表しておりますが、ホラー映画向上委員会と「探偵ナイトスクープ」に依頼したネルソンさんにも、行動に移した実践力から、敬意を抱いております。素晴らしいな、と。
私も人並み以上にホラー映画が大好きなので(何といっても生涯ベスト1が『ミミズバーガー』ですから。あれはホラー映画といえませんが)、「ホラー映画向上委員会MebiusRing」ブログは「お気に入り」であり、いつも楽しく読ませていただいております。今後も面白く続けて下さい。

>ばっどていすとさんどいっちさん

ご丁寧なコメントありがとうございます。
「大貢献」は不確かなところですが、少しでも貢献したと皆様が感じてくれたら幸いでございます。

そちらのブログにもたびたび足を運ばせていただきますので、今後ともお互いホラー映画を愛していきましょう。

2週間経っても

まだ興奮してます。

こんな凄い映画を観れた事を

心より感謝してます。

向上委員会の皆様ありがとう

ございます。




>シンさん

こんばんは。

あれから2週間もたつんですね。
私もなかなかあの日からテンションが下がりません。
『シェラ・デ・コブレの幽霊』という映画との出会い、そしてそれを取り巻く人達との出会い。
何もかもが感動でした。
私達のほうこそ、皆さまに心より感謝しております。

今夜10時から『シェラ・デ・コブレの幽霊』をテーマにしたチャットを行うんですが、もし宜しければシンさんもお越し下さいね。

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