『蝶の羽ばたきで地球の裏側に竜巻が起こる』すなわち、どんな些細な事柄でも後々違いが生じ大きく結果が変わる…と言うカオス理論。
タイトルにもなっている通り、この映画の根本を物語っている。
エヴァンは少年の頃から、幾度となく突発的に記憶を失う。気が付けば暴力的な絵を書いていたり、包丁を握っていたり。
心配した母が病院に連れて行くと、毎日日記を書く事を医師に勧められる。
思春期を迎えたエヴァンは近所のレニー、ケイリー、トミーの4人と悪さを繰り返すようになり、とうとう大事故を起こすがエヴァンは覚えていなかった。仲間間に不協和音が流れる中、エヴァンは引っ越す事になる。
大学生になり、偶然エヴァンは自分の日記で過去に戻れる事を知る。失われた過去の記憶を知ろうと昔の仲間を訪ねるが、それがキッカケで最悪の事態を迎える。
過去に戻りみんなを幸せにしたい。あの時こうすればよかった…と、エヴァンは過去を少しずつ変える。しかし、それは大きく現在を変える事になる。難しいお話だ~

でも、誰でも思うよね。あの時こうしてれば~って。
だけど決して良い方向に行くわけじゃない・・・。
エンディング゙に流れる
オアシスの曲がバッチリはまっていて、鳥肌が立つ

主人公エヴァンは
アシュトン・カッチャーで、ご存知
デミ・ムーアのご主人です。
私の好きなタイプではありませんが(ヒゲを剃りたまえ!)、演技力は文句なしでした。他の俳優さん達もいろんな役をこなしてて凄いなと思いました。
ケイリー役の
エイミー・スマートも多役を演じ分けて凄いと思いましたが、この方
『ミラーズ』で顎を割かれるといった1番インパクトあるシーンで登場した妹役だったんですね。気付かなかったわ~。
1番関心したのは子役達で、特にトミーの子役にはダミアンを思わせるような悪魔ぶりを感じました

DVDを購入すればディレクターズカット版の別エンディングが入ってて、こちらは悲しすぎる終わり方ですが話の流れ上の矛盾は無くなります。劇場用エンディングが1番ウケはいいと思いますが。
この映画、ただの恋愛映画だと思って3年ほど放置していました。
何気なく見ていたら引き込まれてしまい、続けて2度見たのを思い出します。食わず嫌いはダメですね。
まぁ恋愛が噛んでるのは確かなんですが、ホラーの要素が非常に濃いので私は引き付けられたんでしょう。
人の恋愛にゃ興味ないので恋愛ものは見ないのですが、SFも苦手です。
タイム・バウンドなんてSFも入っているのでしょうが、全く気になりませんでした。
久々に興奮したほどハマった作品。
(エファ) 06/07/08
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