なんだかんだで1年の半分まで来てしまいましたねー。
早い早い。
今年の上半期、みなさんはいかがでしたでしょうか。
何か私はあまり良いことなかったですね~。飼っている猫は1匹死んじゃうし、私も肺炎で苦しんだし。
お金かかる事も多かったです。なんせ弁護士費用に百万以上かかりましたからね!(T_T)
下半期、何かイイ事ありますように~~~。
現在まだギリギリ上映中かな?
私は
「仁義なき戦い」が大ッ好きなもんですから、主人公が警察の役とは言え広島弁の暴力映画が見れる!と、めちゃめちゃ楽しみにしておりました。
高校生の娘が家にいたので、ヤクザ映画も広島弁も全く興味ないこと承知の上で一緒に劇場へGO!
昭和63年。暴力団対策法成立直前の広島・呉原―。そこは、未だ暴力団組織が割拠し、新たに進出してきた広島の巨大組織・五十子会系の「加古村組」と地場の暴力団「尾谷組」との抗争の火種が燻り始めていた。そんな中、「加古村組」関連企業の金融会社社員が失踪する。失踪を殺人事件と見たマル暴のベテラン刑事・大上と新人刑事・日岡は事件解決の為に奔走するが、やくざの抗争が正義も愛も金も、すべてを呑み込んでいく……。警察組織の目論み、大上自身に向けられた黒い疑惑、様々な欲望をもむき出しにして、暴力団と警察を巻き込んだ血で血を洗う報復合戦が起ころうとしていた…
(公式HPより)柚月裕子さん原作の小説ですね。
現在は
「狂犬の眼」と言う続編も出版されているようです。
映画化された今作も、続編が決定されているみたいですね。見ます見ます絶対見ます。
マル暴のベテラン刑事・大上が
役所広司さん。
ヤクザとズブズブの関係で、尾谷組に肩入れするヤクザのような刑事の役です。
そこへ、イイトコ大学出身の若手刑事日岡が異動して来て大上に翻弄されるのですが、その役が
松坂桃李さん。
敵対する加古村組と尾谷組の抗争を描いた物語なんですけど、
「仁義なき戦い」と違って主軸は刑事。
尾谷組の代表は刑務所に入っているため、加古村組が何かを仕掛けてきてもスルーするように大上は尾谷組の若頭・一ノ瀬を説得。
この一ノ瀬を演じているのは
江口洋介さんなんですが、この映画ではあまりカッコ良くは見えませんでしたね~。
「救命病棟24時」とか、すっごくカッコ良く見えたんですけど、もしかしたら悪役が似合わない俳優さんなのかな。
尾谷組の若頭はたくさん映るんだけど、相対して加古村組の若頭・野崎はチョコっとしか映らない。
この野崎を演じていたのが
竹野内豊さんなんですが、も~~~~めちゃくちゃカッコいいんですよ!!
ほんっと、もっと映して欲しかったわ。
映画冒頭のツカミ暴力描写として野崎が出てるんですけど、どう見ても
「仁義なき戦い/広島死闘編」の
大友勝利です!
大きなサングラスにダミ声で登場しているので全く竹野内感はありませんが、高校生の娘も
「竹野内豊が1番カッコ良かった」と言っていました。
ちなみに、ナレーションも
「仁義なき戦い」を踏襲していてグッときます!
あと、尾谷組の若い衆の1人として
中村倫也さんが出ています。
この方、
ウシジマくん(ドラマ版)で見かけて注目していたのですが、最近よく出てますね。
演技派で男前なので、これからも注目していきたいと思います!
もう1人注目したいのが、クラブのママ役で出ていた
真木よう子さん。
「新宿スワン」のクラブのママ役が
山田優さんだったんですけど、まぁ演技力の問題でしょうけど全然迫力も貫禄もなくて、見ていて白けるほどでした。
若いクラブのママに貫禄求めてもダメだわなーなんて思ってましたが、
真木よう子さんはバッチリハマってました。
物語は結構単純で、2つの敵対する組がドンパチを始めるか始めないかの瀬戸際を大上があくせくする話なんですが、125分全く退屈することはなかったです。
なぜなら役者陣は演技力長けている方ばかりだし、暴力描写をめちゃくちゃ頑張っている作品だったからに他なりません。
「そこまでやってくれるの~~!」となるような描写とセリフがバンバン出てきます。
しかも、目をうるませるような運びも用意されていてビックリです。
欲を言わせてもらえば、組員同士の激しい争いが少なかったので、もう少し欲しかったかな。
あとですね~~
この映画の特色である広島弁ですね~~
もうちょっと何とかならんかったんかな。東京弁が濃く出てしまっていて、非常に違和感ありました。
松坂桃李さんに至っては、もうほとんど東京弁で喋ってるもんね(゚д゚)
まぁでも十分面白かったので、続編が出たら見に行きます!
あとはネタバレになりますので、これ以上は↓で書きますね。真っ黒に汚れた大上刑事かと思ったら、実は正義のために自ら汚れていたと言う展開。
日岡は不正の証拠を掴みに本庁から送られたスパイで、真っ黒だと思い込んでた大上に対し嫌悪感を抱くワケですよ。
不正を明るみにする気満々で日誌も付けているんですが、実は大上本人は日岡がスパイだと分かった上で日誌の添削までしていげていたんですよねー。ここ泣かせます!
ちょっと常套すぎやしないか?とも思いますが、まさかのまさかで大上が死んじゃったので、そのあたりから更に面白くなっていきました。
水死体も結構リアルで、映画冒頭の目をそむけたくなるようなリンチを大上が受けたんだ・・と想像して、悲しみが倍増するような作りになってるんですよね。残酷すぎて凄く良かったです。
孤独な狼であった大上から狼の刻印入りジッポを譲り受けた日岡が、今後どんな狼になっていくのか続編が気になります。
広島弁が残念ではありますが、お勧めします。
(エファ)
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