原題:The Wolfman
監督:ジョー・ジョンストン
『今宵は満月。月が欠けるまで、悲鳴が止まらない。』役者であるローレンスは、兄の婚約者から兄が行方不明だという知らせを受け取る。
数年ぶりに戻る我が家。しかしローレンスを待っていたのは何者かに惨殺され、
変わり果てた姿となった兄の遺体だった。
しかも兄は地元で起きていた連続殺人事件の犠牲者でもあったのだ。
不安な住民達は、ジプシー達を疑いだす。
先走った一部の住民がジプシー達を問いつめにいった満月の夜。
突然あらわれた正体不明の怪物が次々と人を襲い始める。
怪物を追いつめたローレンスだったが、反撃にあう。ガブリ!
瀕死の重傷を受けたにもかかわらず、驚異的な回復を遂げるローレンス。
さらには自分の身体の変化にも気づき始める。まず見所です。
狼男といえばなんといっても変身シーンでございます。
文句ありません。見応えあります。
がーしかし。
私はベニチオさんが主演でなければ観に行かなかったと思うんですが、
そのベニチオさんがもしかしたらミスキャXX?
アメリカ人にイギリスものは、
演技力だけではまかなえない何かがあるのかもしれん。
以下若干ネタバレ気味です。
ホプキンスさんの謎めいた感じとか手堅くいいんですが、
用意されたお城も中途半端な朽ち果て具合だし、
1800年代という年代も感じないし、
親子関係もよくわからんし、
兄弟関係もよくわからんし。
もっとじゃんじゃん変身して、
バッサバッサやってもらったほうが
楽しかったと思う。
少し前にエファさんに、
「揚げ足取りみたいなツッコミはつまらん」
というようなことを言ったばかりなんですが、
今回はアレは?コレは?と言いたくなりました。
私にとっては消化不良でした。とても残念。

わしがかみさんなら(妄想好き)、この映画には出さなかったわ。
なんつってね。

(nasu)
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