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後妻業の女 (2016)

「夏もすぐそこ」と書いてて、いつの間にかもう秋です。
3ヶ月ほどサボっちゃいました(;´・ω・)
分かりやすいですけど仕事を始めまして、バタバタとパソコンすら立ち上げない夏が過ぎてしまいました。

去年までの職場がお弁当屋さんだったんだけど、今の職場は写真屋さんです。
今までやった事もない仕事がしたくて働きだしたんですけど、いや~、ネガフィルムをこうやって印刷してるのね・・とかいろいろ知れて面白いですよ。
写真屋さんはのんびりしてるだろう・・という私の予想は180度覆され、めっちゃ体力勝負で驚きましたけどネ。

と言うワケで先日、気になっていた「後妻業の女」を見に行ってきましたよ。
私は邦画はあんまり劇場では見ない方なんだけど、どうして気になったかって言うと「○○の女」ってのが私の大好きな伊丹十三を彷彿とさせたから。
しかも後妻業っていうインパクトのあるモチーフ。原作は「後妻業」ってタイトルの小説のようなので、映画化にともなって伊丹監督を意識した気もしますね。


結婚相談所所長の柏木と組んで、金持ちの後妻ばかりを狙う武内小夜子。
結婚したが最後、夫となった男の財産をむしり取って命までをも奪う恐ろしい女小夜子。
いつものように元女子大教授の中瀬をたらしこみ、財産を奪って意気揚々とするはずだったが、中瀬の娘が不審に思い弁護士と探偵に小夜子を調べるよう依頼する。



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キャストがね、なかなか豪華なんですよ。
主人公の小夜子に大竹しのぶ。私、この女優さん子供の頃から嫌いなんだけど、でもうまいよね。
今回は大阪が舞台なんですけど、大阪弁を完璧にマスターしてましたね。全く違和感ありませんでした。

結婚相談所の所長である柏木は豊川悦司なんですけど、この方はイケメンな役どころよりも今回のようなゲスな女たらしの役の方が映えて見える気がしました。
あとは水川あさみ尾野真千子風間俊介といった演技派の若手や、伊武雅刀津川雅彦といった大御所も贅沢な役どころに使っておりました。にくいね。

内容だけを読むとけっこう陰惨な物語なんだけど、映画はコミカルに描いていて私には吉本新喜劇にしか見えなかった(笑)
ラストに豊川悦司がコケる・・と言うか倒れこむシーンがあるんだけど、新喜劇感を決定的にしましたね(笑)

そこそこ長い映画ではありましたが、満足しました。面白かったですよ。
ただ、芸達者な俳優陣の中でどうしても長谷川京子さんが浮いているように見えたのと、探偵役に永瀬正敏は合わなかったんじゃないか、と個人的に感じました。ええ奴なんか悪い奴なんか、結局どっちやねん!みたいな流れもありましたしね。

あ、あと下ネタ担当につるべが出てましたね(笑)
スカイツリーなみだと言う事ですが、そんなブツを公開して女が全員歓喜雄たけびをあげると思ったら大きな間違いだぜ!

原作は読んだことないんだけど、こんなにコミカルなのかしらん?
まぁ面白かったには違いないんだけど、シリアス版も見てみたいわ。

あー、伊丹監督がこの題材を撮っていたら、いったいどんな映画になったのだろう。
もちろん小夜子は宮本信子なのだろうが、宮本信子だったら人間味を残した小夜子になるんだろうな。わが子に向かって「死ね!」はいくらなんでも言ってほしくないなー。

と言うワケで久しぶりのレビューになりましたが、読んでくれた方いましたらありがとうございます。
冬になる前にはまた書きに戻ってきます(^^;)


(エファ)







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クロニクル (2012)

気が付いたら夏もすぐそこですね。
みなさん、こんにちは。1ヶ月もサボってしまいました(^^;)
夏の準備をしないと!・・と思い(遅いか?)、昨日は汗だくになりながらリビングのい草マット、カーテンを取り換えてエアコンの掃除をしました。
夜も蒸し暑くなるだろうと思ってニトリで冷感タイプのタオルケットを購入したのですが、何か夜はまだ寒いですね。。


ところでこの映画、公開当時は結構話題に挙がってましたよね。
「超能力」と言うキーワードでSF嫌いの私は無条件に見ない部類に入れていたのですが、たまたまムービープラスで流れていたのを見たらめっちゃ面白かった!・・と言ういつものパターン。


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高校生のアンドリューは家にも学校にも居場所がなく、仲良くしてくれるのはイトコのマットだけ。
アンドリューは古いビデオカメラを持ち出し、自分の日常をくまなく撮影する事にする。
そんなある日、マットに誘われたパーティー先で奇妙な穴を発見し、学校内の人気者であるスティーヴ、マットと共に穴に入ると異様な光を放つ物体に遭遇する。
そしてそれに触れた3人は、超能力を手にするのだった。


nasuさんのクロニクルのレビューはこちら


クリードに出てたマイケル・B・ジョーダンがスティーヴ役で出てました。
高校生3人組を演じる3人、この時点でもう25歳前後なんだよね。確かにマットなんてすごく老けて見えるんだけど、主人公アンドリューを演じるデイン・デハーンは童顔なので違和感はありませんでした。

超能力を手にしてから仲良し3人組になるんですけど、その前は大して仲が良かったワケではないんですよね。
生徒会長候補であるスティーヴはそもそも人気者なので友達も多いみたいなんだけど、それに奢ることのない根っから陽気なイイ奴。
マットは冷静に事を見て判断できるクレバーな性格で、アンドリューに対して苦手意識はあったもののイトコなので手を差し伸べる事を忘れないイイ奴。

この2人だけが超能力を手にしていたら、もしかしたら女の子のスカートを覗くくらいの可愛い力しか使わなかったかもしれない。

アンドリューの母親は重い病気を患っていて、治療薬は非常に高額。なのに父親は働かず、何かにつけてアンドリューに暴力を振るう。この下地があったからなのか、鬱屈した性格ゆえに学校では友達もなくどちらかと言えば虐げられている。

超能力のお陰でワクワクするような毎日を送るアンドリュー。
マットもスティーヴもいつも傍にいる。
ここまでは高校生3人がバカ丸出しで大はしゃぎする、とても微笑ましい流れ。
見ていて「うわー、めっちゃ楽しそう!」と思えます。あんな力、私も欲しいもん。
だけど、彼らの年代記はここで終わらない。



↓↓以下はネタバレ↓↓












大きな事件が起こる。
最初はアンドリューの力の入れ具合を間違って起きた事故。ちょっとからかうだけのつもりが、誰かの乗った車を車道から池へ落としてしまう。
それでも撮影をやめないアンドリュー。このころからマットの不信感はあったんじゃないかな。

そしてパーティーでイイ感じになった女性とイイ事しようとしたら、アンドリューまさかのゲロで女性は大激怒!
家では父親になじられ、気持ちの持って行き場をなくしたアンドリューは雲の上で慟哭するのですが、なぐさめに来てくれたスティーヴが何と落雷死( ゚Д゚)!

完全にダークサイドに落ちたアンドリューはマットとの仲も切れ、孤独の中であらゆる事への憎悪を膨らませる。
こっから前半とは打って変わった展開へ流れるのですが、アンドリューって人格形成がまだ未熟で「優しい子供」なんですよね。
いくら優しくても子供が人に追い詰められたらどうなるか、そして人智を凌駕する力を持っていたらどうなるか。

結局根本的に優しい人間なので、小さなクモを分解したり、イヤな事を言ってきた奴の歯を抜いたりくらいしかしないんだよね~。自分は頂点捕食者だと言うワリには気に入らない人間の頭を爆発させたりだとかはしないし、心からの異常者にはなれない。
寂しさや孤独を頂点捕食者と言う言葉で誤魔化そうとしてるとしか思えない。
イレギュラーな出来事を冷静に行動できていたら、最悪の結末にはならなかったのになぁ。
いや、もう父親が絶対に悪いんですよ。100%。
病院に来て謝るのかと思いきや、母親が死んだ事で息子を責めてドン突きまで追い込むんだもん!凸(゚Д゚#)
そりゃ街に出て暴れたくもなるさ!

この作品はPOV映画で、アンドリューの撮影カメラや他の人のカメラ、監視カメラや様々なカメラが媒介を務めてくれてます。
前半はほぼアンドリューのカメラ目線なので、楽しく過ごす3人組の一員になれている気がしてワクワク感など共有できます。
カメラワークがとてもウマいのと、この3人の揺れ動く関係性などが非常に巧みにできていて作中全く飽きる事はなかったです。

監督はジョシュ・トランクと言う人で、これが長編映画デビューと言うからビックリです。
時代は変化するのねー。

前に「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ」デイン・デハーンを見て気になっていた俳優さんだったのですが、こういった薄幸さだとか鬱屈した役がとても似合いますね。
アンドリューを見ていて、抱きしめてなぐさめてあげたい!・・と思ったのはきっと私だけではあるまい。


で、アンドリューが日常を撮影するにあたって「それには理由がある」みたいな事を言っていたと思うのですが、一体それはどういった理由だったのでしょうかね?


(エファ)








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セデック・バレ 第一部:太陽旗 (2011)

あ~観点が違うと、こうも全然違う映画になるか~・・と思いました。
この映画は史実に基づいて製作されたものなのですが、文明とは離れた部族が出てくる物語でして、先日見た食人族とどうしても比べてしまうところがあります。
作風から言ってもこの2作はベクトルが違うので比べるのはお門違いな事は百も承知ではありますが、誤解を恐れずに言わせていただくと、通ずる部分が少なからずあると感じました。


日本統治下の台湾で起こった壮絶な抗日暴動「霧社事件」を映画化した第1部。台湾中部の山岳地帯に暮らす頭目のモーナ率いる狩猟民族・セデック族。住民たちが日本の統治に不満を募らせる中、日本人警察官とセデック族の若者が衝突し…。(DISCASより)



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物語の主人公はモーナ・ルダオと言う勇者でして、映画冒頭は勇者となった青年期の輝かしい活躍が展開する。
同じ部族でも地域によって「狩り場」が決まっていて、いわゆる縄張り争いで殺し合いもしたりするんですよ。で、この部族たちには首狩りと言う習わしがあって、敵の首を狩る事によって勇者扱いになるんですよね。

獣を狩ってその場で生でむさぼるシーンなんかは、全くもって「食人族」を彷彿とさせます。
「食人族」と違うのは、ビジュアルです!
この映画の部族たちはイケメンが多いのです!!

主人公のモーナイ・ビョンホン似のイケメンなので、「食人族」などの野蛮さは微塵も感じません。あ~・・やはり世の中顔かぃ・・。

ところが映画中盤にさしかかると、時は流れてモーナは壮年期に早変わりしちゃいます。
イケメンだったモーナが早々とおっさんに!
「えーっ。主人公おっさんかーい!」と思いながら見ていたのですが、このおっさんが実に渋い!
おっさんになったモーナは頭目と出世していて、地域の若者からの信頼は絶大。

しかし、この頃には統治している日本人が部族の皆さんを結構な勢いで抑えつけていて、部族の皆さんの限界もピークに。

モーナは言います。
「野蛮にも誇りはある!」と。
これ聞いて「食人族」とピッタリ重ね合わせちゃいましたね。

かなり独特の作風で、物語の序盤は映画に入り込む事がなかなかできなかったのですが、後半にはもう虜になっちゃいました。
この映画、めちゃくちゃカッコいいです!
このカッコ良さは日本人監督じゃないよね?と思って調べてみたら、ウェイ・ダーションと言う台湾の監督さんでした。

部族たちが踊り歌いするさまも、非常に美しく素晴らしいものがあります。
彼らは現地の人じゃないよね~?ビジュアル良すぎるしねぇ。

日本人俳優さんたちもなかなかのラインナップでしたよ。
安藤政信さんはお顔が美しすぎて浮いてました(^^;)
キム兄も出てて、ムカつく役どころを上手に演じておられました。あと、誰だか分かんないけどめっちゃムカつく日本人いたのよ。あの人誰だろう~。

この映画は2部作となっていて、後編まだ見てないんですよ。
我慢できないので今から見ます!
絶対可哀想な展開になるに決まっているので、見るのなんだかつらいんだけども。

日本と台湾の歴史に、こんな事があったなんて知らなかったな。
結局戦争にどっちが悪いとか決めつけられないんだけどさ。いたたまれないね。


セデック・バレとは、真の人と言う意味。


(エファ)





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スウィートホーム (1988)

伊丹十三って、私はほんとに天才なんじゃないかと思ってます。
早すぎましたね。きっと、もっと名作を生んでいたに違いない監督だったと断言できます。そして、絶対に自殺などではないと今でも思ってます。
ちなみに、今作は伊丹十三は製作総指揮で監督は黒沢明

伊丹十三の映画を初めて見たのは「マルサの女」で、中学生の時に近所の映画館で見ました。
いやー、もう夢中になって銀幕を見つめていましたね。キャストも曲もテーマも全てインパクト大で、こんな面白い日本映画があったのかと思ったくらい。
その後、「マルサの女2」「あげまん」「ミンボーの女」を見たのちに「お葬式」「タンポポ」を見たのかな。

そう。「スウィートホーム」はすっかり抜け落ちてました。
そんな映画があるって事は知ってましたけど、伊丹十三の監督作じゃなかったから。でも、当時ちゃんと劇場で見ていたら心に深く刻まれただろうな~と今になって思います。


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フレスコ画家、間宮一郎の遺作を取材しようとTV取材班5人が故・間宮邸へと入るが、その邸宅は呪われた屋敷として30年の間封印されたものだった。
格式高い邸宅は既に廃墟と化してはいたが、間宮一郎の壁画が家中に施されており、取材班は泊まり込みで撮影を行うのだった。



登場人物は少な目で、TV取材班のプロデューサー役に山城新伍さん。
彼がこんなに主役級なの初めて見たかも。古畑任三郎のマジシャン役、良かったですよね~。
そして彼と恋仲のディレクター役に宮本信子さん。ラストあたりの髪型はニッチェの江上さんでしたよ。
で、カメラマンになぜか古舘伊知郎さんでレポーターには黒田福美さん。
あとは山城新伍さんの娘さん役で、レベッカのNOKKO

この5人が呪われた屋敷に取材に入るワケなんですけど、この手のスラッシャームービーにしては平均年齢が高いですよね(笑)
だけど、この作品は殺人鬼が出てくるスラッシャーとは違って呪われた家ってストーリーラインなんですよね。
邸宅の感じも洋風で、「ポルターガイスト」「ヘルハウス」「悪魔の棲む家」テイスト。

展開としては、誰かが襲われるまでが長いです。
伏線やら何やら目に見て分かるくらい丁寧に描いております。ランニングタイムは100分越えなんですが、もうちょっとスッキリできたら中だるみもなくて見やすいかもしれません。

話の筋は結構きちんと練られてはいるのですが、やはり引っ張りすぎ感は否めません。
横溝正史作品で言うところの、「あそこには行ってはなんねぇだ」と警告してくれる老人がこの作品にも出てくるのですが、特殊メイクで老人に化けた伊丹十三さんでした。
正直、彼のシーンが1番引っ張りすぎで長いと感じましたね(笑)

ツッコミどころは満載なんですけど、90年代以前に作られた日本のホラー映画としては最高峰の位置づけなのではないでしょうか。
特殊メイクはディック・スミスなんですよね。
「エクソシスト」を思わせるメイクが出てました。
当時の邦画ホラーで言えばDOOR「死霊の罠」あたりでしたから、比べてみれば「スウィートホーム」のVFXがいかに抜きんでているか分かります。
この「スウィートホーム」はいろいろな事情からVHFは廃版でDVD化もしていないので、若い人たちは見る確率が低いかもしれないのですが、もし見たとしたらお願いですから「チャチい!」の一言で片づけて欲しくないですね。

あ、ほんでNOKKO可愛かったわ♪



↓ネタバレ書きますよ↓














登場人物の半分は生きて助かると言う、ホラーにしては結構生ぬるい仕上がり。
そしてそこまでが長いので、90分の尺で端的に終わるホラーを見慣れてしまった現代では100分越えの今作には退屈感を覚える。
諸悪の根源は間宮夫人ではあるのですが、彼女が手を下したのはカメラマンの胴体を焼いただけに過ぎず、カメラマンにとどめを刺したのはレポーターの黒田福美だし、彼女はカメラマンが配慮無く立て掛けておいた斧で勝手に死んでますよね。
更には、大人しく眠っていた霊魂をたたき起こしたのはカメラマン。
言ってみれば間宮夫人はとばっちりを食ったとも受け取れるぞ!

なので、年代を感じながら鑑賞する必要がある。年代を考えれば非常に優れた邦画ホラーには違いないのですから。



今の日本映画には、伊丹十三監督作のように銀幕を夢中で見つめてしまうような熱いものが私には感じられない。
「マルサの女」、私は中学生だったけど劇場に何度も通いました。
そんな熱い日本映画、もう出ないのかなぁ。

(エファ)






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食人族 (1979)

あ~ついに見てしまったよ~
子供の頃からずっと「見てはいけない映画」として脳内にインプットされていた作品なんだけど、見終わった後も「見てはいけないものを見てしまった・・」と言う感想。
これは期待を裏切らなかった映画・・と言う事だわね。
いや、ちょっと思っていたのと違っていたので期待以上だった。


グリーン・インフェルノと呼ばれるアマゾンの秘境に出かけたレポーター一行が失踪。発見されたフィルムには彼らが食人族と出会い、やがて喰い殺されるまでが写っていた。セミ・ドキュメンタリー・タッチのイタリア製残酷映画。(DISCASより)


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DISCASさんのストーリー説明にあるように、グリーン・インフェルノと呼ばれるアマゾンの秘境が舞台なのですが、イーライ・ロス監督のグリーン・インフェルノと言うタイトルはここからきているようですね。
もっとも、作中の字幕では「緑の地獄」と表記されていましたが。

ヤラセで有名なドキュメンタリーを撮る撮影隊が失踪し、そのクルー達のフィルムを見付け中身を見たらビックリ仰天!・・と言う展開なのですが、そのフィルムを発見するまでが結構長い。
クルー4人が失踪したため、その行方を捜すのに白羽の矢がたったのがニューヨーク大学のモンロー教授。
モンロー教授は軍人や案内役を数人連れ立ってジャングルへと入るのですが、そこで出会った部族たちは肉を貪り食ったり姦通の罪で女性を酷い目に遭わせたりだとか、文明の最先端で暮らす教授たちにはカルチャーショックどこのろ騒ぎじゃないほど。

そこで失踪した4人と思われる白骨を見付けるのですが、そこには彼らが撮ったであろうフィルム入りの缶もある。
白骨は部族たちが祭ってあるものなので、モンロー教授は部族たちと仲良くなって友好的に缶を譲ってもらう事に成功する。

ワケの分からない不気味さをまとった部族なんだけど、凶暴さは感じられないし(女性への拷問シーンは凶暴さと言うより恐ろしい習わしと言うか)つつましやかに暮らしている部族といった感じ。

しかし、部族の中でも沼族と木族に分かれていて殺し合いするほどの争いが行われている一面も。

モンロー教授が持ち帰ったフィルムで番組を作る事になり、モンロー教授はMCに抜擢される。が、編集の際にフィルム全編を確認した教授は製作サイドに中止を求める。
フィルムの中身は失踪し白骨化した4人が犯した部族への蛮行が記されており、最後には我慢の限界に達した部族に惨殺され食される様が映っていた。
かくしてフィルムは焼却される事となる・・・

といったのがこの「食人族」の流れ。


私は、しょっぱなっから撮影隊の蛮行が繰り広げられるものだとばかり思っていたのですが、失踪した4人を教授が探しに行き、全てを記したフィルムを手に入れるために部族と友好的に交渉し・・とストーリー展開に凝っていて驚きました。
ドキュメンタリー風でありながら非常に映画的。

部族が教授たちを接待するためにお酒を出すんだけど、手作り感1000%のお酒で非常にリアリティを感じる。
この手法、ウルルン滞在記みたいなので見た事あるんだよね~。
女性たちが口でグチュグチュペッ・・した謎の液体を飲まされるワケなんだけど、あれは普通飲めないよね(^^;)
何らかの内臓を生で出された時も教授はモグモグといただくんだけど、いやいやいや~~~・・・無理でしょ~!もう死ぬ覚悟いるよね。

食人族と銘打つ映画なのですが、部族の皆さんが罪もない異国の人間をワケもなく捕まえ惨殺の末食すると言う事ではなく、言ってみれば食するシーンもわずか。
モンロー教授が言及した通り、文明社会に長けた側が未開の地の人間に犯した罪こそが問題であり、野蛮なのはこちら側なのだと言うお話。

撮影隊が部族の家を焼き払うシーンや、撮影隊が食されてしまうシーンにはリズ・オルトラーニの牧歌的な曲が使われていて、ヤコペッティが撮っていたヤラセドキュメント映画を皮肉っています。
4人の蛮行をそれとなく分かっていた製作サイドも当初は「未開人なんて殺したって罪にならない」的な事を言っていたり、差別問題にも言い及んだ非常に深い作品なのだと思いました。

いやまぁ確かに、本物の亀の殺戮解体シーンはかなりショッキングで物議をかもすのも無理はないかな・・とも思いましたけどもね。この映画が嫌いな人は、恐らくこの部分が要なのではないでしょうかね。

見たあと、ドッと疲れました。
この映画の持つパワーに正直疲れ果てました。
公開当初に見ていたら、凄まじいトラウマを抱いていたに違いないです。
これに比べたら、イーライ・ロス監督の「グリーン・インフェルノ」は万人受けする作品で非常に見やすい。「食人族」を見るきっかけをいただいて、感謝しなければ(;^ω^)
対比してみると、イーライ版の部族の皆さんは完全に野蛮ですね。


映画が始まる前、デオダート監督が出てきて「楽しんで!」と言いながら吹き出すさまが映ってました。
監督本人はきっとすんごく剽軽で明るいお人柄なのかもしれませんね。

何か怖い映画一緒に見ようよ♪・・・と言いながら軽い気持ちでレンタルして見ると、凄まじく後悔する映画です(笑)
見て疲れましたけど、でも見て良かったです。
インパクトだけじゃなくて、映画の出来としても素晴らしいものがあると言う事が分かりました。

うーん、でもあの亀の中身は勘弁!((+_+))


(エファ)





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